バングラデシュ:特許法の新法施行
バングラデシュの2023年特許法は2025年02月27日より発効しました。
主な改正点は次のとおりです。
1.特許権の存続期間は、20年に延長されました。
特許権の維持のために年毎に年金納付が必要ですが、追徴金を併せて納付することが条件で3ヶ月間の追納期間において追納が認められます。
2.実体審査請求期間は、出願日から36ヶ月間に変更されました。特殊なケースには、同期間の3ヶ月間の延長が認められます。
3.特許出願には出願公開料が課されます。
4.審査官の要求に応じて90日以内に、対応の外国出願における全ての庁書簡、例えば、特許の写し及び、拒絶通知又は放棄通知の写しを提出しなければなりません。
5.特許権が失効した場合の権利回復請求手続きは、かかる年金の納付期限から2年以内に行わなければなりません。
6.実用新案登録制度が導入され、実用新案権の有効期間は出願日(優先権主張がある場合、優先権日)から8年です。
出典: Dennemeyer