マレーシア:特許法及び特許規則の改正
マレーシアでは、2022年改正特許法が2021年12月22日に国会上院で可決され、改正規則とともに2022年03月18日に施行されました。
初めて適用される項目として、以下のものが挙げられます。
・優先権の回復が請求可能に
・出願日に必要な書類に配列表を追加
・直接出願(パリルート)公開制度の規定を新設
・特許出願に対する第三者からの情報提供制度を導入
・特許を担保の対象とすることが可能に
また、出願人に対し以下の制限がされます。
・自発補正時期の制限
・通常実体審査請求の期間延長が不可に
・分割出願の期間延長が不可に
・失効した特許の回復請求期間の短縮
改正法には規定されましたが、以下の規定の施行は延期されています。
・微生物の国際寄託に関する規定(ブタペスト条約)
・審査経過資料の公開
・特許付与後の異議申立
なお、この改正に伴い、全ての書類の提出に係る公費が値上げされました。
出典: Henry Goh